HRとITが融合する時代


HRとITが融合する時代、組織の未来が動き出す 🏃♂️➡️ 🦿
米国のバイオテック企業Modernaが、人事部門とテクノロジー部門の統合を進めているというニュースが注目を集めています(ニュース記事は👉:https://shorturl.at/00xD6)
2023年もZooKeepメンバーが視察した Las Vegasで開催されたHRテックカンファレンスで知り合ったCHROとの会話で、今後のCHROは「従業員」の半分は人間でない、ということを考慮しCIOと密接に連携する必要がある、という話が印象的でした。
一見すると異なる領域のように思えるこの二つの機能が統合される背景には、企業が未来に適応できる体制をいかに構築するかという重要な課題があります。
❌ 人事は「人材管理」だけの役割にとどまらない
❌ ITは「システム保守」だけの部門ではない
✅ 真の価値は、「人」と「テクノロジー」の連携によって生まれる ⚙️
現在も多くの企業では、人事とITがそれぞれの専門領域で独立して業務を遂行しています。
人事:人材採用・育成・エンゲージメント・カルチャー構築
IT:業務システム・インフラの整備・情報セキュリティ対策
👉 しかし、今後の働き方を考える上では、この機能分断を乗り越え、組織全体としての価値創出を最大化する構造への転換が求められています。
今、見直すべきは「仕事そのものの流れ」です。
業務分掌や組織図の変更ではなく、実際の業務プロセスのあり方そのものを再設計することが鍵となります。
誰が、何を、どのように、どのタイミングで行うのか?その一つひとつが、テクノロジーの力を借りて、よりスムーズかつインテリジェントに進められる余地があります。
たとえばModernaやIBMでは、AIを活用したHRオペレーションの自動化が進んでいます。
従業員からの問い合わせ対応、課題のエスカレーション、業務フローの最適化などをAIエージェントが担い、人事部門の役割そのものが進化しています。これは単なる効率化の取り組みではありません:
組織が変化に迅速に対応できる力=レジリエンスを高めるための経営戦略の一環です。
もちろん、人事とITの融合には乗り越えるべき専門性や文化の違いがあります。すぐにすべての企業で実現可能な取り組みではないかもしれません。しかし、それでもなお、次の問いを自らに投げかけてみる価値があります。
人事リーダーの皆様へ、今一度問いかけたいこと:
データ活用、業務自動化、AI技術への理解と向き合えていますか?「人」と「デジタル」の両面から戦略を設計・推進できる自信はありますか?もし現時点で難しいと感じたなら、その障壁を取り除くために何が必要でしょうか?
これはITの話ではありません。
組織設計とリーダーシップの進化に関する本質的な議論です。次世代の人事は、従来型の業務遂行部門ではありません。
テクノロジーと融合したビジネス変革の中核機能として、企業の未来をかたちづくる役割を担うのです。
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