グローバルチームで成長する日本発スタートアップの未来 ー Venture Café Yokohama Connect 登壇レポート

Yokohama Connect Venture Cafe - Future of Japan Based Global Teams
Yokohama Connect Venture Cafe - Future of Japan Based Global Teams

グローバルチームで成長する日本発スタートアップの未来 ー Venture Café Yokohama Connect 登壇レポート(日英同時開催)

2025年2月18日(水)18:00-19:00、横浜・みなとみらいで開催されるVenture Café Tokyoのパネルディスカッション「The Future of Japan-Based Global Teams」に、ZooKeep Head of GTM/Marketing 郡司史徳が登壇します。

Antler Japan, Senior Director Florian氏がモデレーターを務め、TokyoDev, Representative Director Paul McMahon氏とともに、日本発スタートアップにおける国際分散型チームの可能性とリスクについて、データドリブンな視点から議論を展開します。

なぜ今、この議論が重要なのか

「異なる国にメンバーがいる状態で、スタートアップとして本当に機能するのか?」

これは、Antler Japanチームが初期段階の起業家から常に受ける質問です。多くのスタートアップが、初日からグローバル市場を目指し、国際的または分散型のチームメンバーとともに日本でスタートしています。しかし、このセットアップは競争優位性となるのか、それとも運営リスクとなるのでしょうか?

登壇者:グローバルリモート組織の最前線を知る実践者

郡司史徳(ZooKeep Head of GTM/Marketing)

経営コンサルを経て、ソフトバンクロボティクスや国内スタートアップ(M&Aエグジット)、米HRテックユニコーンDeelなどで、15年以上にわたり多様なB2Bテックの導入と事業推進に従事。現在はZooKeepで、事業戦略・事業推進体制の構築と自社組織づくりに取り組んでいます。

郡司は、Deel在籍時にグローバルリモートワーク組織の運営に関する深い知見を蓄積。当時、「ポストコロナのシン組織」というテーマで、オフィスレスを前提とした新しい組織運営の可能性と課題について体系的に分析しています。リモートワークが世界的に普及したことで、従来の組織の在り方自体が根本的に変化せざるを得ないという洞察は、今回のセッションのテーマと深く結びついています。

ZooKeep自身が実践するハイブリッドのグローバルチーム

今回のセッションで語られる内容は、単なる理論ではありません。ZooKeep自身が、国境を跨ぐハイブリッドチームとして組織編成されており、日々その実践知を蓄積しています。

ZooKeepの組織構成:

コアチーム(東京本社):
プロダクト責任者や開発責任者はアメリカ出身でありながら東京本社に在籍し、その他経営陣と密に連携。意思決定のスピードと質を保ちながら、グローバルな視点を組織に埋め込んでいます。

エンジニアリングチーム(グローバル分散):
エンジニアチームの大半はグローバルに分散したフルリモートチームとして稼働。基本的に非同期なコミュニケーションと業務を進められるテックインフラを整えつつ、主に東京本社からの時差が小さい地域のエンジニアをを活用し、全体最適のコスパ良い開発体制を構築。

市場別GTM(事業展開)戦略:
Day1から日本以外に海外市場も攻めていますが、市場特性に応じた柔軟な体制を構築しています。

  • 日本市場: ローカル市場の商習慣を熟知したメンバーで営業・マーケティングチームを固め、きめ細かい顧客対応を実現。

  • 海外市場: 営業は現地パートナーと連携し、マーケティングは本社チームがリモートでマネジメント。ローカライズしたデジタルマーケティングから現地でのオフラインイベントの企画・運用まで、グローバルに分散したチームで一気通貫してマネジメントしていく方針。

この組織設計により、グローバルな人材獲得力と市場ごとのローカライゼーションを両立させています。

データから見えてくる実態

今回のパネルディスカッションでは、以下の豊富なデータポイントをもとに議論が展開されます:

Antlerの投資・起業家データ:

  • 日本国内の4,000件以上のスタートアップ応募データ

  • グローバルでの1,600件以上の投資実績

  • 世界25,000件以上の起業家データポイント

ZooKeepの人材市場インサイト:

  • タレントアクイジション市場における実践的知見

  • 自社でのグローバルハイブリッドチーム運営の実践データ

  • 採用戦略と組織設計の最前線データ

TokyoDevの国際的開発者コミュニティデータ:

  • スケーリング中のスタートアップにおける外国籍採用の割合

  • グローバル展開に伴う組織成熟度レベル

  • 地域間のモビリティパターンと進化する働き方の嗜好

  • 市場横断でのスキルセット別人材供給状況

  • 経験豊富な回答者ほど英語を頻繁に使用するという傾向

セッションで掘り下げる3つのポイント

1. グローバル分散型チームが強みになるタイミングと方法

日本拠点のスタートアップにとって、クロスナショナルチームはいつ、どのように競争優位性となるのか。ZooKeepのように、コアチームを東京に集約しながらエンジニアリングをグローバル分散させる戦略的な組織設計について議論します。

2. グローバルスケーリング時の組織デザインと採用

成長フェーズで直面する共通の課題。郡司がDeel時代に直面した実例や、ZooKeepでの実践から、採用市場のグローバル化がもたらす給与レベルの変化、組織体制・命令系統・社内コミュニケーション手段の再設計について語ります。

3. 設計すべき組織の仕組み

グローバル志向のスタートアップが初期段階から構築しておくべき組織設計とは何か。どの機能を本社に集約し、どの機能を分散させるべきか。ローカル市場とグローバル市場でGTM戦略をどう使い分けるか。ソフトウェアとインターネットの可能性をどう活用するかが組織の競争力を左右する時代、リモート組織運営のノウハウは国・業界・規模を問わず、全ての組織に影響を与える要素となっています。

ZooKeepの視点:戦略的人材獲得が組織の未来を決める

ZooKeepは「戦略直結の事業連動型採用」を掲げ、People・Process・Platformの包括的な視点から企業の採用変革を支援しています。グローバル人材の獲得は、単なる採用オペレーションの問題ではなく、経営戦略そのものです。

郡司が15年以上にわたり多様なB2Bテック企業で培ってきた事業推進の経験、特にDeelでのグローバルリモート組織運営の実践知、そしてZooKeep自身が日々実践するハイブリッドグローバルチームの運営経験は、日本発スタートアップが直面する現実的な課題を解決するための貴重な視点を提供します。

従来の「オフィスへ戻る・戻らない」という議論を超えて、オフィスレスを前提とした新しい組織運営に取り組む時代。被雇用者の居住地に関係なく幅広い地域を対象にした新たな採用戦略の可能性を、データと実践事例をもとに語ります。

こんな方におすすめのセッション

  • グローバル市場を目指して日本から事業を立ち上げている起業家

  • 国際チームのマネジメントに取り組んでいる経営者

  • 人材戦略と組織設計を初期段階から考えたい創業メンバー

  • クロスボーダーでの採用を検討しているHR責任者

  • グローバルな環境で働きたいと考えている求職者

  • リモート組織運営のノウハウを学びたい事業推進責任者

  • ハイブリッドチーム(オンサイト+リモート)の設計に悩んでいるマネージャー

イベント詳細

日時: 2025年2月18日、18-19時
場所: ​YOKOHAMA CONNECT at TECH HUB YOKOHAMA
登壇者:

詳細・参加登録:こちら

ZooKeepは今後も、日本企業のグローバル人材獲得と組織変革を支援していきます。私たち自身がグローバルハイブリッドチームを運営する中で得た実践知を、お客様の組織づくりに活かしていきます。

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